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10年前のベストセラー

2007/11/30 09:41

 

 ちょっとおもしろいデータを見つけましたので、ご紹介します。

 10年前の日本人がどんな本を読んでいたのか?ちょっと興味がわいて、調べてみたんですが、予想通りというか予想を超えたというか、おもしろいことが分かりました。

 まずは以下のデータをごらんください。

1996年ビジネス書ベストセラー

1 パソコン「超」仕事法 by 野口悠紀雄(講談社) 単行本: 206ページ
2 ビル・ゲイツ 未来を語る by ビル・ゲイツ 西 和彦 訳(アスキー) 単行本: 526ページ
3 超右脳革命 by 七田眞(総合法令出版)
4 生きがいの創造 by 飯田史彦(PHP研究所) 文庫: 428ページ
5 議論に絶対負けない法 by ゲーリー・スペンス 松尾 翼 訳(三笠書房) 文庫: 363ページ
6 早起きは自分を賢くする! by 船井幸雄 編(三笠書房) 単行本: 247ページ
7 あなたの電話をISDNに切り替えよう by ISNS研究会(オーエス出版)
8 百匹目の猿 by 船井幸雄(サンマーク出版)
9 「大変」な時代 by 堺屋太一(講談社)
10 前例がない。だからやる! by 樋口廣太郎(実業之日本社)

2006年ビジネス書ベストセラー

1 鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール by 野口嘉則(総合法令出版) 単行本: 96ページ 
2 なぜ、社長のベンツは4ドアなのか? by 小堺桂悦郎(フォレスト出版) 単行本: 193ページ
3 千円札は拾うな。 by 安田佳生(サンマーク出版) 単行本: 158ページ 
4 3週間続ければ一生が変わる あなたを変える101の英知 by ロビン・シャーマン 北澤和彦(海竜社) 単行本: 278ページ
5 細野真宏の世界一わかりやすい株の本 実践編 by 細野真宏(文藝春秋)
6 「そうじ力」であなたが輝く by 舛田光洋 (総合法令出版) 単行本: 190ページ
7 一番売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 by ダイヤモンド・ザイ編集部編(ダイヤモンド社)
8 夢をかなえる勉強法 by 伊藤 真(サンマーク出版) 単行本: 223ページ
9 たった7日で株とチャートの達人になる! by ダイヤモンド・ザイ編集部 編(ダイヤモンド社)
10 細野真宏の世界一わかりやすい株の本 by 細野真宏(文藝春秋 

 まず驚くのはページ数がえらく減ってるってことですね。軽薄で読みやすい本が口コミを呼びやすいのは確かですが、それにしても薄い。これは内容もそうですが、最近の傾向として、1行あたりの文字数が39文字以下に納められている本が非常に多いっていうことがあげられます。

 株関連の本が去年は売れたんですね。株価が持ち直したのが影響したのだと思いますが、ビジネスマンのみなさん、それ以外の本は読んでないんですか?(^^;

 あと、株以外でも、どちらかというとマニュアル的な本が主流だと分かります。これも10年前との大きな違い。

 10年前は、ネットがなかった分、マスメディアの力が大きかったのかも知れません。有名どころの本がずらーっと並んでいますよね。そして重厚。

 実は、私たちの頭が、分厚い本、小難しい本に耐えられなくなっているように思えてなりません。

 100冊の今時のビジネス書を読むのと、1冊の分厚い古典を読むのと、どっちが大変かかんがえてみてください。

 きっと、大半の人は100冊のビジネス書が「」って答えると思います。

 それは今時のビジネス書は「わかる」んですね。分かると人間、誰しもうれしい、楽しい。古典は分からない。読みづらい。だから楽しくない。

 ただ、どっちが力になるか、ビジネスに生きるかっていうのは、答えは明らか。当然「古典」です。まぁものにもよりますが、たいていの本は難しい。その内容と格闘して思考力、洞察力を高めることが、確実に見えない未来、初めて出会う場面の判断力として生きてきます。

 10年前に読めていたものが、今の私たちに読めないなんてことはないはず。

 ただ、みんな商業出版の麻薬に麻痺させられているだけです。

 ここで、がつんと分厚い本と格闘する勇気がもてたら、その人は間違いなく他の人よりもぬきんでて成長できるはず。保証します。

 これからの時代、量ではなく質を求めることがライバルに差をつける重要な要素となることは間違いありません!
●●

カテゴリ: ビジネス  > 情報・通信    フォルダ: 学び

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